これやってくれると思っていたのに、やってくれなかった…がっくり…
と感じたことはありませんか?
期待した分だけ落ち込んで精神的にへこむやつです。
なぜ人は落ち込むのでしょうか?
それは、自分の期待していた想像よりも、自分によっての現実が酷くなったからです。
期待して抽選申し込みしたチケットに外れて落ち込んだり、
美味しいと思って入ったお店が美味しくなくて接客も悪く落ち込んだり。
私は昔は自分が想像していた通りにならない時いつも落ちこんでは、自分はいつも頑張っているのにうまくいかないのはおかしい、と愚痴を言っていました。
しかし、ある考え方を取り入れるようになってから、落ち込むことが劇的に少なくなりました。
この記事を読むことで、落ち込むことが少なくなり、以前と比べて楽しい毎日を送ることができるようになります。
落ち込みにくくなる、そのためには、「最悪想定法」を取り入れることが効果的です。
結論として、常に物事に関わる最悪の結末を想定しておくことで、過剰に期待しなくなり、少しの幸運に対しても喜べるようになります。
最悪想定法では、最悪の最悪まで想定することが重要
具体例を用いて分かりやすく最悪想定法について説明します。
あなたが、仕事において、あるプロジェクトチームの一員に抜擢されたとしましょう。
一年以内に新商品を考案し製品化するまでがチームの共通目標です。
チーム員は平の自分を含めて5人、管理職は1人です。
流れとしては、まず新商品のコンセプト・ターゲットなどを仮定し、市場調査を実施、統計データを基に新商品の方向性を固めていき、生産ラインの確保、社内合意、製品化という流れになります。
一般的に想定できる最悪の失敗例としては、新商品のコンセプトなどの仮定があやふやで、それに伴い市場調査もあまり意味がないものになってしまい、社内合意が取れず、製品化に至らない、というものです。
自分たちのプログラムチームは製品化できる!やってやる!とやる気に満ち溢れるのは理解できますが、この時過剰に期待してしまい、最悪の想定を深堀りしないことで、自分をより不幸にしてしまう可能性があります。
なぜなら、製品化すること以外、その人にとっては失敗になるからです。
詳しく説明します。
私の考える最悪想定法では、本当に最悪の結末を考えます。
まず、製品化はできない。これだけならいいのですが、プロジェクトに使っていた費用が製品化できないことですべて無駄になってしまう。
このことを上司からとがめられ、自分の価値を見失ってしまう。
プロジェクトに心血を注いでいたため、家族をないがしろにしてしまい、家族の仲が悪くなり、自分の居場所が職場にも家庭にもなくなる。
うつ状態になり、人生が辛く苦しいものとなってしまう。
最悪想定法では、ここまで想定します。
ここでポイントとなるのが、最悪を想定する際には、製品化できなかった、という事実だけを想定するのではなく、その事実によってもたらされる影響まで考えることが重要です。
そこまで想定することで本当に最悪まで想定できたと言えます。
いやいやそんなことありえないでしょ、と思っている方もいるかもしれませんが、未来のこと・他人のことは自分では想像つかない方向に進む可能性は否定できません。
ただ、何もあらゆる最悪を想定して、気分を落とせ、と言いたいわけではありません。
こういう最悪を想定しておけば、いいことがあるよ、と言いたいのです。
最悪を想定することで、幸運を感じることができる
どういうことか説明します。
つまり、製品化できなかった、という事実が仮にあったとします。
ですが、例えば製品化するまでに行った市場調査が他のプロジェクトに活かせるような有益なデータであった場合、そのプロジェクトに使っていた費用は無駄にはなりませんよね。
また、生産ラインに課題があり、製品化できなかった場合、コンセプトなど新商品の方向性は間違っていませんので、今後その課題を解決して、将来製品化できるようになるかもしれません。
さらにいえば、製品化できなかったけど、家族との時間は大事にしていた場合、家族と仲良く過ごせているかもしれません。
どうでしょう。
製品化できなかった、という事実だけを最悪として想定するのであれば、これはいずれの場合でも最悪の結果にしかなりません。
しかし、最悪のケースを深く想定していた場合、今後に活かせるような芽が出てくれば、それは最悪ではなく、むしろ喜ばしいことになります。
自分がやっていたことは間違えではなく、他の人の役に立てた、そう思えてきます。
製品化できなかったかど、会社や他の人に貢献できたな、最悪の事態にならなくて、良かった良かった!と、
最悪の最悪を想定しておきことで、そう感じることができるようになります。
製品化できなかったこと自体は不運ですが、その中でもわずかばかりの幸運を感じることができるようになります。
これこそが自分の人生を楽しく生きるコツです。
最悪想定法を日常で使うことで、人生が前向きになる
今まで、仕事の例を出しましたが、簡単に飲食店の例も挙げておきます。
あるお店に入る際にも、もしかしたら、美味しくないかもしれない、と考える。
これだけでは最悪を想定したとは言えません。
美味しくないものを食べ、体調が悪くなった。
あまりに美味しくなくてイラついてしまい、お店の人とトラブルになった。
最低ここまで考えておくことがポイントです。
そう考えておきことで、美味しくなかったという事実には変わりありませんが、体調が悪くならなかったし、トラブルもなかった。
まあ、最悪よりはましか!と前向きに思えるようになります。
そう思うことで、その後も気持ちを引きずらず、視野が広がり、もしかすると、美味しい料理を出す新しいお店を見つけられるかもしれません。
ことわざに「不幸中の幸い」というものがあります。
不幸な出来事の中にわずかに救いがあること、という意味です。
私の考える最悪想定法もこれに似たようなイメージではありますが、最悪想定法でいうならば、
最大限の不幸を想定しておき、幸いを多く見つけていく、そんなイメージを持ってもらうとわかりやすいです。
そう考えると、今こうして日本に生まれ、仕事や家事育児で忙しく大変ではあるけれど、最悪を想定すると今の状況は恵まれていると思えてきますよね。
最悪を想定するならば、仕事も見つからず、明日のご飯を心配して、その日暮らしに生きる。
将来に希望を持てず、人との関わりもなく、孤独に生きている。
こんな最悪を想定するのであれば、今のこの状況はそのレベルには達しておらず、自分は恵まれている、こう考えることができます。
ぜひ、この記事を読んだ今日から実践できる考え方ですので、お試しください。
人生が楽になり、前向きになれる方法です!
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