前向きに生きるためには、「自分のために」が重要
仕事に育児に忙しい30代男性。
疲れてしまって、生きるのが辛い、毎日が楽しくない。
そんなことを感じていませんか?
数年前、私も家と職場の往復で、仕事と育児、家事で毎日があっという間に過ぎて
残るのは疲れとストレスだけ、という日々を過ごしていました。
なぜ、このような状態になってしまうのでしょうか。
それは、目標もなく、他人のために生きているのが原因です。
今回は、忙しすぎる毎日でも、前向きに生きるための方法をお伝えします。
この記事を読むことで、多忙すぎる毎日でも、前向きに生きることができるようになります。
重要なのは、「自分のために生きる」ことです。
辛い原因は、他人のために生きていること
自分は、自分のために生きている。
この言葉を心の底から言える人は多くありません。
職場では、上司や先輩、同僚などから振られる仕事を期限内にこなし、家庭では、子供たちのご飯を作り、保育園の準備をし、洗濯や掃除などをこなしている。
まさに「やらされている感」を感じれば感じるほど、精神的・肉体的に削られる。
私も以前までこのような状況でした。なぜなら、毎日していることは、自分がやりたいことではなく、やらなければならないことだったからです。
どうしても前向きになれず、自分がいなくなったらどうなるんだろう、全てを投げ捨てれば楽になれると何度も何度も考えては、自虐的になり、自分がいなくなることで他人が大変になることを想像しては、少し気分がすっきりし、何とか毎日を乗り切っていました。
そんな時出会った書籍、セネカの「人生の短さについて」には、以下の言葉が述べられていました。
- 時間は自分のために使うべきだ
- 浪費しているからこそ、人生は短い
ネガティブな気持ちでいた自分に、この言葉が深く深く刺さった感触を今でも覚えています。
「ああ、自分は他人から頼まれるサブクエストに追われ、擦り減っていたのだ」と、初めて自分の今の状況がおかしいことに気づきました。
本当にやるべきなのは、他人のサブクエストではなく、自分の目標に近づくためのメインクエストだと。
育児は、自分のためにやるもの
ご飯を食べてほしいのにしっかり食べてくれない。
道路近くで走り回る。親の心配をよそに薄着で寒空を遊び、手を洗わず、お菓子をたくさん食べる。
こちらの意図とは違うことばかりする子供を見ることは本当に大変なことです。
平日仕事で疲れている自分に、その育児の大変さが突き刺さり、更なる疲労とストレスを生み出します。
そもそもなぜ子供が欲しいと思ったのでしょうか?
自分は、結婚後妊活をし、無事二人の子供を授かりました。
結婚した時から、漠然と子供が欲しい、と考えていたのですが、改めてその理由を深堀りすることはありませんでした。
その後、自分の中で、子供が欲しいと思った理由を整理した結果、「自分と価値観が同じ(似ている)人を増やすため」であるという結論に至りました。
狩猟採集時代、人間は40~50人の集団を作り、生活をしていました。その日食べるものをその日に狩猟し、肉食動物から身を守り、自然災害や未知の病気とも闘っていました。
その過酷な環境で、全く異なる価値観を持つ他人が集団内にいた場合のリスクは言うまでもありません。他人の食べ物を暴力により奪い取ることに何も感じない価値観を持った他人がいた場合、その集団は長く持ちません。
価値観が同じ、もしくは似ている他人で集団を作ることのメリットは、法治国家に生きている私たち現代人が思うより遥かに大きかったでしょう。
価値観が似ている他人と結婚し、共に住み、子供が生まれ、夫婦で育てることで、自然と両親と似た価値観を子供が持つようになる。その子供が、また自分と似ている価値観を持った他人と結婚し、子供を産む。
そうやって増えていった集団は、価値観が似ている人間が集まった集団となり、長く生存することができたことでしょう。
脳科学の分野では、人間の脳は狩猟採集時代の頃から変化していない、というデータがあります。
つまり、狩猟採集時代から人間の脳に組み込まれた「価値観の近い他人と過ごす・増やす」という行動原理から、人は子供が欲しいと思うようになった、と自分は考えています。
価値観の似ている子供を育て暮らしていく。これこそがまさに「将来的に」自分が生きているために必要なことである。このことを深く理解することで、育児は「やらされている」ものではなく、積極的に取り組むべきことになります。
「今日から自分のために生きる」それが前向きに生きる方法
あなたはあなたのために生きている。このことを理解することが人生によって重要です。
日々漫然と生きているのは、人生を生きているのではなく、存在しているだけ、とも言えます。
自分の一番近くにいる自分のために今日から考え方を変えていきましょう。
他人は自分のことを思った以上に気にしていません。自分のことを一番見ているのは自分ですし、自分のために動いてくれるのは往々にして自分だけです。
自分が生きていて楽しい、幸せと思えることを決めて、それに向かって行動する。これこそが、自分のために生きる人生となり、前向きに生きるようになるコツです。
自分の将来・目標を決めるための方法について、後日また。。
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